とまりん（泊ふ頭旅客ターミナルビル）

糸満市西崎エリアから車で約20分。「とまりん（泊ふ頭旅客ターミナルビル）」は、渡嘉敷・座間味・粟国・渡名喜・久米島・阿嘉・南北大東の離島を結ぶ船舶が発着する泊港にある、複合的な旅客ターミナルビルである。地下1階、地上15階のビルは様々なテナントが入居している。1階は主に船舶事務所となっており、各航路の乗船券売場となっている。

「とまりん」からは、様々な離島へのアクセスが可能となっている。高速船でわずか35分の場所にある「渡嘉敷島」は、ダイビングやシュノーケリング、ホエールウォッチングなど楽しめる。「粟国島」はたくさんのソテツが生い茂る静かな島。マハナ展望台からは美しい風景が一望できゆったりと過ごすことができる。「久米島」は沖縄最大の離島で「はての浜」と呼ばれる27㎞もの砂浜、深い海に囲まれたダイビングポイントが魅力だ。この他にも良質の釣り場として有名な「渡名喜島」や、海洋レジャーを中心とする観光産業が盛んな「座間味島」、沖縄でも有数の美しさを誇るビーチのある「阿嘉島」や港からカジキマグロを狙える「北大東島/南大東島」と目的に応じた島々へ行くことができる。

施設の1・2階にはコンビニや沖縄料理店、銀行ATM等があり、快適に過ごすことができる。3階から5階は事務所となっており、多彩な企業が日々活動している。6階から15階は宿泊施設となっており、絶好のローケーションで特別な時間を過ごすことができる。ビルの2・3階にはウッドデッキを基調としたテラスやイベント広場があり、四季の変化に応じて表情を変える夕焼けは、慶良間の島々を染め抜いてくれる。またデッキテラスでは冬季にはイルミネーションが行われ多くの人で賑わいを見せる。2019（令和元）年からは「とまりん緑地」で「カレーグランプリ」が開催されている。那覇市内で営業する飲食店のカレーが集結するグルメイベントだ。